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それは腐った真水のように俺の心を打ち砕いた

2009/04/22(Wed)23:05

天啓を授かった俺は、飼いならされた奴隷のように、抗うことをしなかった。
道の先には意味のある瓦礫が詰まれ、俺はそれを一つ一つ丁寧に粉砕して行った。そうすることで、俺は彼女に堂々と顔向けできる気がした。

当の昔に折れていた心は野心でつなぎ、俺は歩いた。走った。
急いでいたのだ。パンを盗んだ乞食のように。懸命に、必死に、走り続けた。
瓦礫の道を上り詰めて、だがしかし何も見えず。それでも俺は走り続けなければならない。

鷲の嗤い、蝉の劈き、鬣狗の舌嘗り。嘲笑ったのはどこの獅子か。否、否、卑下る獅子などつまらぬ獣。泥まみれの狐狗狸。なるほどそれなら納得できる。
周りは死に掛けばかりであった。軟弱な俺は、きっと同類と思われたことであろう。しかし俺は、自分が彼らのように疲れているとは思わない。
俺には救いがあった。光があった。それは黄金。それはきっと、月光。
強烈な陽光になりえなかったその光は、目を閉じれば跡形もなく消え去り、
一瞬の瞬きが、俺の世界から彼女を奪い去った。
俺の手はまた彼女に届かなかった。

詩神よ、文豪よ。淪落の淵に蹴り堕ちた俺の心を、貴様らはどの文字で表現してくれるのか。
巨匠よ、鑿持ちよ。恋慕叶わず廃品と化した俺を、貴様らはどの曲線で体現してくれるのか。

腐蝕の神経、空疎の髄、窮鼠の心臓、
それら全てを握り潰す様に握り締めるは襤褸の掌。
天啓は消えたわけではない。
硝子色の空気を目一杯吸い込んだ肺が軋る。
それでも俺は合見えたかった、手に入れたかった・・・

『表紙はダブル執務官』(蒼い風・談)と噂の『魔法少女リリカルなのはStrikerS ビジュアルコレクション 下』 を


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総括:むしゃくしゃしてやった。

訳:
執務官が表紙(後から確認したら19×9の執務官が表紙を飾っているわけではなく、もう片方はランスターさんでした)(上巻の表紙がなのはさんとスバルだったので分かりきっていたオチでしたが)(夢見たいじゃないの)のビジュアルコレクションが発売すると聞いてテンションうなぎの滝登り。早く帰るためにめちゃめちゃ仕事頑張ったけど、すっきりした気持ちで買いに行こうと思って何とか終わらせたけど、急な仕事が入ってきて買いにいけませんでした。
そして手を切りました。この前潰したところも治り切らぬ内に。本当にサクって音がして真面目にビックリした。


でもいいの。や、全然よくないんですけど。
車種については全然詳しくないのですが、
会社にフェラーリ好きがいたので冗談っぽい口調で、心は真剣そのもので、熱く、篤く、
「テスタロッサ最高です、テスタロッサが大好きです」
て5回くらい言ってきたから。


 

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No.326|なのはさんComment(0)Trackback()